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僕の後ろにはO君がいつも座っていた。 彼の成績はいつも5番前後。 一方、前に書いたようにぼくは後ろから数えた方が早いところにいたのだが、成績は確実に上がっていった。 そして、遂に彼を抜く時が来た。とにかく算数ができるようになるのが楽しかったので、勉強も苦ではなかった。 唯一楽しみにしていたテレビ番組の『北斗の拳』も塾で見れなくなったけど、それもあまり苦に思わなかった。 成績は徐々にというより、急激に上がったように思う。 無論、一気に彼を抜いたのではなく、彼の後姿を捉えてから抜いたのだが、それでも少しずつ成績が上がったという感じではなった。 具体的にいうと、 50番→40番→30番 といったかんじではなく、 50番→50番→50番→15番→7番 といった感じだ。 ぼくはそのとき、2番をとった。彼は5番だった。ぼくは初めて1番を意識した。 しかし恐ろしいことに、その時一番だったk君は、実はずっとそれまでも一番だったのだ。 この時からk君とも友達になっていった。そして不思議なことに、塾の席は自由に座れるはずなのに、成績上位者が前を占めるようになっていった。これは、次の塾でも同じであった。 しかしこのとき、ぼくらはまだ井の中の蛙で、一体塾内で1番や2番といった成績が、どれくらいのものなのかを知らなかった。 変化が起こったのは5年生の夏休みだった。 続く・・・ kip学伸 草加教室長・大沢歩 応援してくださる方はクリックお願いします。→人気blogランキングへ |
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